名探偵コナン「6月の花嫁殺人事件」の美しさと面白さについて

死んで悲しい人

推理小説,ミステリーなどの様々な物語,あるいは現実において,人の命は必ずしも等価ではありません.それはあくまで一人一人の立場によって見える世界にしたがって命の価値は変わるだろうという話であり,例えば,自分の両親または家族が殺されたら特に悲しかったり,名前しか知らない面識のない人に対しては悲しくなかったりする,といったことがここで言いたいことです.

そして,そういった一人一人の思いや背景によって,我々は特に死んで悲しい人というのは存在するわけであり,それが本作で被疑者となった花嫁などがまさにそうだと思いました.花嫁というもの.そして結婚式という晴れの舞台.そして,その中で皮肉にも殺しが行われる.それこそが本作の美しさにひとつとなっているのでしょう.

また,殺されて悲しい人についてですが,花嫁に限った話ではありませんね.それは,やはり身内の犯行あるいは彼らが起こす事件は,感情移入がしやすいはずです.

犯人の犯行動機

犯人の犯行動機は,怨恨,遊び,利欲など,まあ色々とありますが,本作の犯行動機はどうにも憎めない系のそれです.具体的には言いませんけど,復讐だったり,犯人なりの犯行動機がしっかりあって,感情に従えばそう考えるのもわからんでもないという感じのそれでした.

あとがき

自分の感想の簡易メモとして残しておきます.思いついたところを適当に書いてみました.また追記するかもしれません.

あと,トリックとか,細かな仕草など,書くべきところはまだあると思いますが,今後,自分なりに気にとまったところがあればまた書こうと思います.