直観的に楽しめる映画|家出少年と晴れを呼び起こす不思議な女の子との冒険を描いた新海誠監督の最新作「天気の子」
映画『天気の子』公式サイト

こんにちは、ドロップです。

夏がもう終わろうとしている今日この頃ですが、私事、ようやく話題となっていた「天気の子」を見に行く機会に恵まれまして、映画館に足を運んでまいりました。

率直な感想として、雨に対するこだわりがここまで強いアニメ監督っていたの?、というくらいあめ・アメ・雨な作品でしたね。

というか、新海作品にとって基本的に雨や光の演出は特筆されますが、本作では雨をメインテーマにもってきていることもあって、今までよりもさらに進化した雨の表現が楽しめたと思います。

また、「天気の子」は話題性もあり、さんざん各所でレビューがなされているとは思いますが、本記事ではネタバレを極力せずにまとめさせてもらいますので、まだ映画を見ていない方向けの記事となります。

基本情報

新海誠監督の過去作一覧はこちらでご覧になられます。

本作「天気の子」は、新海誠監督が手掛ける7つ目の映画作品です。2016年8月夏に公開された「君の名は。」以来の最新作で、「君の名は。」の時と同じく、プロデューサーに川村元気さん、劇中音楽にRADWIMPSがタッグを組むということで話題になっていました。

興行収入は、興行通信社調べによると、現在(2019年8月28日)の時点で、すでに100億円を達成していますので、やはり注目度が高かったことはうかがえますね。

声優陣としては、メインキャラの陽菜と帆高に森七菜さん・醍醐虎汰朗さんがオーディションで選ばれ、その他のキャラクターに小栗旬さんや本田翼さんなどの有名な俳優が抑えられています。また、梶裕貴さんなどのアニメ界で活躍しているプロの声優も本作に参加していますので、アニメファンにとっても魅力的な作品になっているのではないでしょうか。

作品の舞台となるのは東京です。作中に登場する廃ビルや神社、坂や新幹線沿線、ビルやお店に至るまで、東京の実在する場所をモデルに描かれています。聖地をまとめられた方のブログがございましたので、そちらを紹介しておきます。

BOKUTABI「天気の子 聖地巡礼への行き方!ロケ地や撮影場所はどこ?一覧で紹介!

興味がある方は、聖地巡礼をなさってみてください。しかし、住民の方々には迷惑をかけないようにしましょう。

新海誠監督によるインタビュー記事と公式ホームページ

AERA dot. 新海誠「『天気の子』は前作よりも批判される映画にしたかった」https://dot.asahi.com/era/2019082200011.html?page=1

映画.com 天気の子 https://eiga.com/movie/90444/interview/

BLOGOS 「晴れ女」はいる? 『天気の子』新海監督&雲研究者対談 https://blogos.com/article/394203/

Newsポストセブン 新海誠監督語る『天気の子』 天気と人間の関係が変わった https://www.news-postseven.com/archives/20190725_1419135.html

シネマトゥデイ 新海誠監督『天気の子』食事シーンのこだわりを語る! https://www.cinematoday.jp/news/N0110225

日本経済新聞「天気の子」新海監督が語る「君の名は。」からの変化  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47943680Q9A730C1I00000/

とりあえず、見つけた記事はこれくらいです。たぶんもっとあると思います。あと、公式ホームページはこちらになります。

予告PV

あらすじと簡易レビュー

「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。

「天気の子」公式ホームページ

主人公である16歳の帆高は家出を決め、船で東京へと向かいます。最初はなれない東京に、「東京こえー」と連呼する日々ですが、偶然船で出会ったライターの須賀さん、同い年くらいの100%晴れに変えられる陽菜との出会いによって、東京での暮らしは明るい方向へと転んでいきます。

しかしながら、東京での暮らしは、明るい日々に収まりません。陽菜が持っていた晴れにできる能力がもたらす代償、そして帆高が犯す反社会的行動が負の連鎖へと導いていくのです。

世界を揺るがすような判断を強いられるなかで葛藤する帆高。きっと当事者である中高生に、純朴な恋愛に思い馳せる大人にとって、多くの共感を呼ぶことでしょう。

おすすめポイント

オススメできるポイントはいくつかありますが、今回は3つに絞って紹介しようと思います。

プロの気象監修がついた天気の表現

新海作品の美しさとして、光や雨の表現の美しさをよくあげられると思います。

しかしながら、本作ではそれらの描写がより進化したものとなっていました。

というのも、本作では、今までついていなかった雲の専門家がついており、特徴的な雲の表現が取り入れられているからです。

加えて、雲だけでなく雨の表現においても、面白い表現がなされていました。それは、雨粒を魚のように表現するものなのですが、個人的に好きな表現でしたね。

また、作中に登場するかなとこ雲と呼ばれる上部が平らな雲は、気象監修の荒木健太郎のツイッターで、イラスト付きの解説を出されているみたいです。

もし、雲好きの方がいらしましたら、見に行ってみてください。

エンターテイメント映画

前作「君の名は。」でも随分エンターテイメント仕立てとなっていたと思いますが、今作「天気の子」ではよりエンターテイメントを意識した作品になっていたと思います。

ちなみに、「君の名は。」を見たことのない人のために簡単に説明すると、住む場所の異なる若い男女が入れ替わりを何度も体験し、ある時、二人に隠されていた驚愕の事実を知ることになって―――、といった話です。

まあ、いってしまえば、誰もが想像するような男女の入れ替わりがテーマであり、男にとっても、女にとっても普遍的な一つの願望でしょう。

そういったことから、「君の名は。」では、男女が入れ替わったらと想像するような出来事を本筋織り込み、難しいことは抜きにして、誰にでもわかりやすく楽しめるように作られていたわけです。

しかしながら、本作「天気の子」では、それよりもエンターテイメント色が強くなっているように感じました。

例えば、恋愛のドキドキ感を煽るようなシーンが増えていたり、視聴者の感情のコントロールを上手くして飽きないような作りがなされていたと思います。

まあ、個人的な感想ですが、特に、RADWIMPSの心躍らされる楽曲が相まって、よりエンターテイメント感を演出していたのかもしれません。

随所にちりばめられた過去作のキャラクター

新海作品では、たびたび過去作に登場したキャラクターが最新作に登場していますが、本作「天気の子」でも過去に登場したキャラクターがでてきます。

こういった、過去作とのつながりを感じられる要素が映画に含まれていると、過去作を鑑賞してきた人にとってはなんともいえないうれしさがありますね。

具体的にどこで登場するかは言いませんが、わかりやすく登場してくるキャラとひそかに登場してくるキャラがいます。ぜひ探してみて下さい。

まとめ:直観的に楽しめるエンターテイメント作品

「君の名は。」では明るい東京が印象的でしたが、今作「天気の子」では、ネオン街が印象的な暗い東京を見ることができます。そのため、前作の印象とはガラッと変わった新海作品をきっと楽しめることでしょう。

また、全体としては「愛」がカギになっていることもあり、少し恋愛色が強めとなっていますので、特にカップルにおすすめの映画だと思います。そのため、もしかしたら、大人の方にとっては甘すぎる印象を受けるかもしれません。

しかしながら、直感的に楽しめるようなエンターテイメント仕立てになっている本作は、多くの人を魅了すること間違いなしでしょう。

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